熊坂てつ 議会レポ−ト


2003年9月発行 第32号
<WEB版>
決意をあらたに 3期目にチャレンジ!


誰でも福祉や教育が充実した町に住みたいと思っています。でも、町のサイフはひとつしかありません!

道路(幣山下平線)や温泉施設の建設にたくさんお金を使えば、福祉や教育にまわすお金がなくなります。家計と同じです。お金のことを考えずに何々をやりますというのは簡単です。それより少ないお金でどうやって目的を達成するか、それを考える方がはるかに難しい。

ですから私は、事業の選択や計画の立て方の提案をします。

<提案1> 中学校給食の実施

お金をかけないで実施できる方法、それは近くの小学校の調理室を利用するのです。近年、小・中あわせて生徒数は6000人から4000人に激減。数字的には2000人分の余裕がある。近くの小学校で調理してそれを中学に運べばいい。

これを親子方式といい、最近始めるところが増えてきた。どこも財政難で既存施設の活用を考えている。

*全国の 3/4(75%)の中学校で給食が実施されています。ワーストワンは大阪府(9%)、神奈川県は 10.2% で2番目に低い実施率となっています。

<提案2> 障害者の支援センター

ありんこ作業所(本所)が古くなったから立て替えましょうというのでは何の知恵も工夫もない。あそこは中津の一等地、貴重な土地だ。広さも2000u近くある。町有地全体の有効活用を考えなくてはいけない。ぜひ、障害者の支援センターをという強い声がある。お年寄りや子育て中のお母さんたちも一緒に利用できる施設を考えるのもいい。

どんな規模・内容にするか、それは計画をつくる段階から住民参加で考えて行くのがいいと思います。

わたしの提案・わたしの政策
政策の基本

愛川町の将来を考えたとき、ふたつのポイントがあります。

@温泉施設(10億円)はいらない
→そのお金を中学校給食を実施するために使う

A幣山下平線の建設(20億円)をやめて
→そのお金を教育・福祉の充実のために使う



毎度おなじみ 熊さん、八っつあんの
まちづくり談義 「議会も改革しなくちゃ」の巻


おや、ご隠居じゃありませんか。
ご隠居 熊さんに八っつあん、そんなところで何の話じゃな。
何の話だなんて、いよいよ10月には町会議員の選挙ですよ、ご隠居。
ご隠居 そうじゃの。これからの4年間、町政を託す議員を選ぶ大事な選挙じゃ。
ところで、ご隠居、あっしにはどうも議会ってやつが何してるのかよくわからないんですが。
議会で発言する人と発言しない人がいるそうですが、、、
議員さんはそれが仕事なのに、発言しなかったら、、、
仕事をしていないことになる。
でも、ちゃんと給料はもらえる。
あっしら民間とはえらい違いだ。
いったい議会って、いつも何してるんですか、ご隠居。
ご隠居 議会の役割は大きく言ってふたつある。ひとつは町が行う政策を最終的に決定すること、もうひとつは行政をチェックすることじゃ。
その政策ってのは誰がつくるんですか。

ご隠居
大抵、町がつくって議会に提案しておる。
議会がつくるんじゃないの?
ご隠居 そう思っている人もいるかもしれないが、今の議会には政策をつくるための仕組みそのものがないんじゃよ 。
へえ〜っ。そうなんですかい。
じゃあ、決定するといっても町がつくったものをただ承認するだけ?
ご隠居 そういう見方もできるかのう。議会を単なる「承認機関」だと言う者もおるからのう。
ところでご隠居、一体、議会は年に何回開かれるんですかい。
ご隠居 定例議会は年4回と決まっている。開催日数は、愛川町の場合、委員会もふくめて年間30日ちょっとくらいかな。

そんなもんなんですかい!!
こいつは驚いた。
それじゃあ、政策をつくることなんてできっこない!
ご隠居 なにせ、昔、議員は名誉職じゃったからのう。
昔はそれで良かったかも知れないけど。
今はそれじゃあ困る。もっと、町のた    めに働いてもらわないと。
で、年間30日ちょっとで、議員さんは一体いくら貰ってるんですかい。
ご隠居 議会全体として考えると、議員一人当りに600万円ほどかかっておるようじゃのう。
それを議会の開催日で割ると、、、
一日当たり、、、20万円!
何、何、一日20万円だってぇ!

そいつはべらぼうだ!
ご隠居 これこれ、熊さん、八っつあん、いくら何でも、そんなふうに計算しちゃいかんよ。何も議員の仕事は本会議と委員会だけじゃないんだから、、、
だけじゃないったって、それが本当の議員の仕事じゃないですか。
ご隠居 ぶはっ。ぎゃはっ。と、とは言え、いろんな会合や行事への参加など、その他の仕事が多いのが現状なのじゃよ。いわば、名誉職だった昔のなごりじゃな。しかし、どうやらケジメをつける時がきたようじゃのう。
ところでご隠居。
ご隠居 何じゃな、八っつあん。
議会はなぜリストラしないんですか。
ご隠居 ほう。
民間はリストラして経費を削減しているんだから、議会も議員の数を減らしたらいい。

ご隠居
8月の臨時議会では、定数20人を1人減らして19人にしたようじゃのう。
なぜ、たった1人だけなんですか。 思い切ってもっと減らしたらいい。
でも、議員を減らすと町民の声が町に届かなくなりますぜ。
ご隠居 ところが段々そうではなくなってきたのじゃよ。
といいますと。
ご隠居 例の住民参加じゃよ。いま行政はどこでも住民参加を進めている。議員さんに頼まなくても直接何でも言えるし、「私の提案箱」もある。
誰かが言っていたけど、議員さんに頼むより、町に直接言った方がきちんとした答えが返ってくるって。
へえ〜っ。そうすると、議員の数は少なくていいことになる。
ご隠居 その通りじゃ。議員はみんな政策のプロになって、少数精鋭でやった方がいい。とくにこれからは、財政も厳しくなる一方じゃ。コンパクトで生産性の高い議会を目指さないといかん。愛川町が合併しないで、独自路線で行くなら、なおさらじゃ。
ふむふむ。議員は政策のプロで、コンパクトで生産性の高い議会ですね。
愛川町のような小さな町にはまさにぴったりじゃないですか。
そうすると、議員の数は一体何人がいいんですかい。
ご隠居 思い切って半分の10人にするという手もある。
へえ〜っ。半分にですかい!
そりゃまた乱暴な。
ご隠居 ところがじゃ。すでに、それをやってのけた町がある。福島県の矢祭町じゃ。
合併しない宣言をしたあの、、、
ご隠居 そうじゃ。定数18人を一挙に10人にしてしまった。
そりゃあすごい!
ご隠居 この位の大改革をしないと、議会は変わりようがないのじゃよ。20年前に議員定数を4人減らしたときも少数精鋭のため、4年前に2人減らしたときも、そして今回1人減らしたときも少数精鋭だと言われた。1人や2人減らしても少数精鋭にならないことは、はっきりしておる。
それで思い切って半分に。

そうすると、各行政区から議員を出すことはますます難しくなりますね。
ご隠居 そうじゃ。それが定数を10人にする理由のひとつじゃ。行政区のことは区長さんに任せ、議員はもっと町全体のこと(政策)を考えなくちゃいかん。
そして、政策のプロになってもらう。
ご隠居 そういうことじゃ。議員も常勤にし、町の将来ビジョンを考えたり、それを実現するための政策づくりに専念してもらう。そのためのしっかりした仕組みをつくるのじゃよ。
熊、八 何だか、愛川町の将来に希望が見えてきたような気がしますね。


いまこそ議会の改革を!

あなたは議会に何を期待しますか。 行政をチェックするだけで満足ですか。
私は、これからの時代、議会は町の将来を考えた政策提案、条例提案ができなくてはならないと考えます。

また、情報公開と住民参加が進めば、住民の声が直接反映されるので、議員定数も思い切って削減できます。

◆こんな条例をつくりたい!

◇議会基本条例

議会が真に町民の期待に応えられる働きをするためには、議員定数の削減もふくめ、議会のあり方・しくみを大改造する必要があります。

◇首長の多選自粛条例(3期12年)

ひとりの人間が長期間にわたって権力をにぎり続けるのはよくありません。

* 東京・杉並区では、首長の在任期間を3期12年に制限(自粛)する条例をつくりました。
◇アンケート条例

温泉施設などのようにお金がかかる事業について、アンケートの実施を町に要求できる制度をつくる。


9月議会 一般質問

1.新しい時代の自治体経営について
@ 政策研究室の設置について
A NPM(ニューパブリックマネジメント)の導入について

2.若者に夢と希望を
独り立ちできない若者の自立支援策について
@いわゆるフリーター対策について
A若者に夢を!
青少年の国際体験プログラム


*昨年、日本青少年研究所は、日本、アメリカ、中国で高校生の意識調査を行った。それによると、「自分はダメな人間と思う」という割合が日本は73%にも達し、米国の48%、中国の37%を大幅に上回ったといわれる。また、「あまり誇りに思えることはない」も日本は53%で、米国の24%、中国の23%の倍以上という結果であった。

そこで、若者に夢を!と町制施行50周年を記念して青少年の国際体験プログラムの実施を提案したが、「ご提言として受け止める」とかわされてしまった。

♪♪近ごろ思うこと♪♪

8月の臨時議会で議員定数を1人減らすことが決まりました。本当は1人ではなく、最低2人は削減すべきだったとわたしは思っています。

1人というのは中途半端です。議員の定数は偶数が普通で、どこの市町村を調べても定数19というのはありません。理由は、議長を除いた数が偶数だと賛否同数になる可能性があり、議会運営上好ましくないからです。

ですから、今回の1人削減というのは、あくまでも暫定的な処置です。改選後の議会では、まず真っ先に定数の問題をどうするか、それを議論しなくてはいけないと思います。

しかし、ただ定数を減らしただけでは議会の機能はアップしません。同時に真に町民の期待に応えられる議会のあり方を考える必要があります。

私は、定数の削減によって浮いた費用は行政監査や政策研究のために使えばいいと思います。そうすれば、議会の活動にもメリハリがつき、コストパフォーマンス(議会の生産性)を上げることができます。