一般質問:てつの解説

一般質問:Q&Aのまとめ

1.入札制度について

@・予定価格の2/3という調査価格の下限はなく したらどうか。

答弁:これを撤廃すると、無制限な受注競争とな り、公正な取引き秩序をゆがめ、建設業の健全 な発達を阻害することになる。工事の手抜き、下請けへのしわ寄せなども心配されるので、慎 重に見守っていきたい。

A・低入札価格調査制度の対象を2000万円以上 の工事に限定したらどうか。

答弁:予定価格の2/3というボ−ダ−ラインが ない場合は、直接工事費すら確保できない状況 が推測されるので、最低1年ぐらいは現行の5 00万円で行い、その結果によって改定が必要 であるか考えたい。

2.幣山下平線について

@自然生態系の調査をどこに依頼するのか

答弁:2月8日付をもって、神奈川県知事に要請 した。

A自然生態系調査の目的は何か

答弁:12年度において、町学芸員によるオグラ ヒラタゴミムシの生息分布調査を計画している。

B町が行う分布調査の目的・ねらいは何か

答弁:今後の道路計画に反映させるために調査を 実施する。

C環境審議会への諮問について

答弁:環境審議会の中でご審議いただくことが適 切であると申し上げたことはあるが、審議会 に お諮りするとは答弁していない。どうぞ議事録 をご覧になっていただきたい。 

D専門家の意見について

答弁:相談させていただいたのは、県及び町の学 芸員である。その内容は、昆虫類の習性、生 態 環境や道路構造、道路線形などである。


3.障害者基本計画について

@今が準備にとりかかるチャンスではないか

答弁:障害者への対応については、予算の概要を ご覧いただいて、いかに細かい分野についてま できめ細かな施策を執行しているかご理解いた だきたい。今後は、個人が尊厳をもって その人 らしい生活が送れるように質の高い福祉サ−ビ スが受けられるよう指針となる基本計画の策定 を検討したい。


てつの解説  わたしのコメント

1 . 入札制度について

一体、町が言う無制限な受注競争」とは何だろう。競争が厳しくなってタタキアイになると困るというが、困るのは業者の方で発注者の側ではないだろう。むしろ、業者間の競争を促し、より安い金額でより良い公共工事を行なうのが、町民より税金を預かって仕事をしている行政の務めではないか。その行政が、納税者のことよりも業者のことばかり考えていたのでは、町民の期待に応えられるはずがない。

むしろ、「正な取引秩序」を歪めているのは町の方ではないのか。いままで行なってきた「最低制限価格制度」も、読んで字の如く「最低価格を保障する制度」に他ならなかったし、新しく導入された「低入札価格調査制度」にしても、予定価格の2/3という下限が設けられていて、納税者の利益にかなうものではない。

いくら私のところはそれより安い金額でできますよといっても、それが通らない。安すぎるという理由で、失格になるだけだ。

調査制度なんだから、当然、下限は設けないのが普通である。逆に、制限のある方がおかしい。そこで、調査制度を実施している自治体の担当者に聞いてみた。すると、逆に、2/3を下回った時にそれを調査するのが制度の目的ではないですか、と言われてしまった。まったく、その通りだ。

これでは、今までの制度と何も変わらない。ただ、85%から66.7%へと率が下がっただけだ。以前より安くなったのだからいいじゃないかと言うかもしれないが、それがよくない。入札情報が漏れるおそれがある。業者の間でもウワサがささやかれているのをご存知だろうか。新聞社にも通報があったと聞いている。

それというものも、今の制度では情報をつかめば確実に落札できるからだ。最低ラインをがっちりキ−プしていれば、いくら自分より安い者がいてもそっちの方が失格になる。自由な市場価格に任せず、行政が自分で落札金額を決めている限り、入札情報にアクセスしようとする者は後を絶たない。そのため、いつでもどこでも不正が行なわれる余地がある。

これは、制度の持つ根本的な欠陥だ。そのため業者との癒着、あるいは政治力をもつ者の介入など、入札妨害や談合をめぐる新聞報道は後を絶たない。そして、いつも「あってはならないことが起こってしまった」となる。役人は責任を取らないし、結局は納税者がばかを見ることになる。

そもそも公共工事の入札だけが世間一般の常識にないやり方で行われていることが問題なのだ。発注者である行政が価格保障をするなんて、誰が考えてもおかしい。なぜ、自由競争の原則に立たないのか。それでなくても、折からの長引く不況から、町民の目はますます厳しくなってきている。いつまでも町民のみなさんが大目に見てくださると思ったら大きな間違いだ。

建設業者の方々も、ぜひ、新しい時代にあった合理的なやり方を摸索してほしい。そして、いい案があったら行政に対して提案してほしい

最後に、世間の常識とかけ離れた「お役所」の考え方を紹介しておしまいにします。「今の状況は熾烈な競争が続いておりまして、適正な応札ができていない状況である。一日も早く正常な状況に戻ってほしいと願っているところであります。」


2.幣山下平線について

@ 町が県知事に出したという調査の要請と言うのはどんなものなのか、早速、公文書公開条例を利用して、資料((irai)を手に入れました。すると、とんでもないことがわかりました。どう言うことかと言いますと、貴重種が発見された尾山耕地周辺の生態系調査を依頼しているのではないのです。

そうではなくて、絶滅種として指定された昆虫類の「県下全域での調査を、今後県において実施して」いただくようにお願いしているのです。愛川町の調査じゃないんです。県下全域です。問題の尾山耕地周辺を調査するのかと思ったら、「県下全域の調査」をしてほしいだなんて、町はどうかしています。突然、そんな要請を受けて、県もびっくりされたことでしょう。一体、町は何を考えているのでしょうか、理解に苦しみます。で、県下全域の調査をしてもらって、それで町はどうするつもりなのでしょうか。県下全域の調査が計画予定地の尾山周辺の生態系の調査とどう関係するのでしょうか。さっぱりわかりません。

それと肝心の生態系調査の話はどこに行ってしまったのでしょうか。道路計画が生態系にどのような影響を与えるのか、そのための調査を県に依頼するはずだったのに、それが突然、話が県下全域になってしまい、肝心の尾山耕地の調査はどこかへ行ってしまいました。結局、町の学芸員に調べさせて、それでお茶を濁しておしまいと言うことにならなければいいのですが、、、、。

A 調査の目的を聞いているのに返ってきたのは、調査の内容と方法の説明だった。再質問でその点を確認したところ、道路計画に反映させるためという答えが返ってきた。それならそうと最初からはっきりそう言えばいいのに。

B 分布調査をして、それを道路計画に反映させるためには、いずれにせよ何らかの形でアセスメント(影響評価)を行なわなければならない。まさか、分布調査だけで終わらせるつもりじゃないでしょうね。

C この件についてはあえて議場で争うことはしなかった。これ以上言い合いをしても無駄だし、町長にはっきりとその意思がないことが分かっていたから。

それにしても、「ご審議いただくことが適切である」と言っておきながら、ご審議いただかないとは、これが「詭弁」でなくて何でしょう。それとも、町長、よほど適切なことがお嫌いなのか。あいかわ自然ネットワ−クへの回答書には、もっと明確に、環境審議会の中で「ご審議いただきたいと考えております」とはっきり書いてある。だったら、任せたらいいのにねえ。なぜ、それほど環境審議会を嫌われるのか、何か特別な理由がおありになるのでしょうか。

D この間の町の動きについては、公文書公開条例を使って関係資料を手に入れました。(資料ボックス)それによれば、とても「相談させていただいた」と言えるような状況ではなかったことが分かります。相談を受けた県立博物館の学芸員の方は、あまりにも一方的な礼儀を知らない町の態度に、怒りをあらわにしたファックスを道路課長宛てに送ってきています。

その中で、「その図面での工法では当該地における自然環境を配慮するものではない」、「自然環境保全を考えるのであれば、オグラヒラタゴミムシに対する保全策だけでは不十分であること」、「貴課が地権者への事業説明会で提示した図面は私との検討内容がまったく反映されていない点で、私としては「無視された」思いがありますし、同時に「虚言を呈された」思いがあります」と書いています。

それに対して町は、説明会では「あくまでも町独自の考えに基づき、自然環境へ配慮した中での計画案として説明」させていただいたと平然と答えています。だとしたら、じゃあ、何のために町はわざわざ県立博物館まで相談に行ったのでしょうか。専門家の意見を聞きに行ったのではなかったのですか。だったら、専門家の意見を尊重するのが当たり前ですし、この期に及んで「町独自の考え」を言うのでしたら、最初から相談などに行くべきではないし、第一相手方に失礼です。

果たして、これが人に物を頼み、意見をお伺いする者の礼儀と言えるでしょうか。これでは相談を受けた専門家の方はまったく「コケ」にされたと思うでしょうし、研究者としての名誉を傷つけられたと感じられるにちがいありません。

と、これが答弁の背後にある「事の真相」であり、町が言うところの「相談」の内容です。どうです、あまりの良識のなさに驚かれましたか。


3.障害者基本計画について

高齢者福祉と同じように障害者福祉も大きく変わる、今が時代の変わり目です。今年は介護保険がスタ−トということもあって、高齢者福祉に光が当たっています。しかし、3年後には今度は障害者の福祉も市町村が責任をもって行なうことになります。そのための準備を今からしておかないと、その時になって慌てることになります。

実力派の福祉課長も赴任してこられました。長寿課に負けないよう今後の取り組みに期待したい。
と同時に、当事者である障害者の方やご家族の方々も基本計画をつくるときは、ぜひ、参加していただきたいと思います。



一般質問あれこれ

*入札制度についての答弁の中で、町長しきりに熊坂議員のお話の中で執行したわけではないとか、熊坂議員のお説に従ってということではないことを繰り返し、いままで行った制度の改善は私が議会で度々取り上げたこととは無関係に、町の意思で行なったと強調する。

しかし、考えればこれほど議員を馬鹿にした言い方もないと思う。議会での議員の発言にまったく耳をかさず、それとはまったく無関係に町独自の考えでやってきたなんて、これほど議員=有権者・住民を馬鹿にした言い方はない。まさか、町長は、私への対抗意識が強すぎるというわけでもないでしょうが、私への評価を貶めようと躍起になるあまり、無意識のうちに、住民代表で構成する議会を貶めているのにお気づきにはならなかったようだ。

*幣山下平線について、町長は、私の「議会レポ−ト」が町内にばら撒かれていると、そして、私が「本当はやっぱり土建屋さんのため公共工事を行なう」と結論づけていると発言をされた。しかし、それは正確ではない。ここの部分は、町民の間にこういう声もあるということで紹介しているに過ぎず、私の結論は「うわさに惑わされてはいかん。何が大事か、それを考えて行動しなさい」と文末にはっきり書いてあるのに、あえてその部分は無視しての不正確でかつ間違った町長の発言であった。2回目の質問に先立ち、そのことをはっきり申し上げる。

*1時間しかない持時間の中で、私の質問していないことを長々とおしゃべりされる。その後で、「そこで、本論の―本論というのは、」とやっと答弁が始まった。

* 最近、あきらかに時間かせぎと思われる答弁が目立つ。それが「作戦」なのかも知れないが、あまりにもひどいのであちこちから批判の声が、、、、。議長も見かねて休憩時間に注意する。
どうせなら休憩時間でなく、答弁中にやってもらいたものだ。

* 2回目以降、いくら町長を指名してもなぜか町長はお答えにならない。どうしてなのか。