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町道幣山下平線事業の推進を求める陳情が愛川町議会に提出されたことと思いますが、両向区の住民のひとりとして私は、今回、半原・田代地区の全区長さんが中心になって行われたこの署名活動について大変疑問に思っています。
といいますのは、突然、区長さん連名の「町道幣山下平線事業推進に関する陳情について(お願い)」という文書と署名用紙が一緒に回覧板で回ってきて、署名が行われました。私のところは回覧でしたが、地区によっては、班長さんが署名を集めに回ったところもあったようです。これでは、理由もわからず何か署名を強制されているような感じがします。
このことについてはいままで区の中でも事前に話がまったくないのに、突然、しかも区を代表する区長さんの名前でこういった文書が区の組織を通して回され、区の組織を使って署名活動が行われたことは、正規の手続きを踏んでいないばかりか民主的なやり方とはいえません。このことについて、私の他にも疑問をもった方がおられて、両向区の総会でもこの陳情署名のことが問題になりました。それでなくても区にはいろんな考えや意見をもった人が住んでいます。
この幣山下平線についてもそうです。それをじゅうぶんな情報の公開と議論もなしに、また区の総会で決まったわけでもないのに、自治会の代表者である区長さんの名前で推進の署名活動をするのは、決して民主的なやり方とはいえないと思います。
しかも、陳情のお願いが回覧で回ったり、班長さんが署名を集めて回れば、これは区で決まったことだと大抵の人は思ってしまいます。区長さんの名前はそれだけの重みを持っています。ですから、班長さんが署名用紙をもってこられれば、それが無言の圧力となって、署名したくなくても署名してしまうということも出てきます。詳しい内容について、まったく知らないまま署名してしまった人や、とにかく名前を書いてくれと言われて書いた人、なかにはわざわざ班長さんが家族全員の名前を書くようにと言って回ったところもあったとか、署名とは、本来、自由意志に基づくはずのものではないでしょうか。
両向区以外でも同じような状況だと聞いています。だとすれば、いくら大勢の署名を集めたからと言っても、それをそのまま住民の意思と認めることは出来ません。
また、聞くところによりますと、区長さんは自治会の代表者であると同時に町の職員でもあるということです。もし、町の職員だとすれば、そういう立場の人が中心になって署名活動を行うのは誤解されやすいですし、決して望ましいやり方ではありません。
このように、今回町に出された陳情については、たくさんの疑問点や問題点があります。そこで、以下の点について陳情いたします。
1.陳情の審査をする前に、各区で行われた署名活動の実態を調査してくださ い。
2.その調査をふまえた上で、陳情の審査をしてください。
平成12年5月30日
愛川町議会議長 田渕国夫
様
陳情者
竹内 やす子 愛川町半原2620-2
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