11/04 鳶尾山ハイキング -自然観察-

棚沢地区「ごみ中間処理施設建設」白紙撤回を求める会主催の鳶尾山ハイキングに参加しました。
主催者の予想では、参加者はせいぜい20人〜30人位かと思っていたところ、50人をはるかに超え、小さな子どもたちの参加もあって、楽しく賑やかな里山のハイキングができました。

午前10時に、市によって建設予定地とされた神奈川工科大学棚沢運動場よこの広場に集合。
今日のハイキングの説明をする対策委員長の関原さん。
三島神社よこの登山道から、金毘羅神社を経て展望台(小鳶尾)へ向かいました。

本州ではめずらしい「サツモイモ」の花。
どなたか近くの畑に咲いていたのを持ってきてくれました。
近年、温暖化の影響でこの辺でも見られるようになったそうです。

尾根に出たところで、千本槍 (センボンヤリ)の花を見つけました。(1本でも千本槍?)

もっと鮮明な写真はこちらでどうぞ。(解説もあります)
http://www.hana300.com/senbon.html

展望台(小鳶尾)にて

植物や野鳥に詳しい人の説明を聞く。
厚木植物会会長の諏訪さんや野鳥に詳しい荻野の花上さん、30年前東京から越してきて、年100回は鳶尾山に登り、食べられる野草は全部食べたという人、それから日本山菜文化協会の会長さんなど、ふだん聞けないようなお話を聞くことができました。

日清・日露戦争の戦没者の慰霊碑

3段目の正面左側に破損している箇所があるが、これは、戦時中、中津飛行場を攻撃した米軍機の機銃掃射(流れ弾)の跡だそうです。

フユノハナワラビ

ワラビは春先のものかと思っていたら、秋(冬)にも見られたのでびっくり。
花のように見えるのは、実は「胞子葉」で、春には消えてなくなってしまうそうです。

リュウノウギク(竜脳菊)

「竜脳(ボルネオ樟脳)」に似た香りの油が含まれていることから和名がつけられたそうです。
菊といっても野に咲く花なので、菊花展などで見る立派なものと比べると、とても小さくて可憐な感じがします。

山王神社のタブの木
あたりは雑木が切り払われ、日当たりがよく、いろんな草花が生育している。
その中央にそびえる常緑樹のタブの木は、枝ぶりも立派で、さながらこの辺りの「主」のよう。
山の植生について説明する諏訪さん。

とても気持ちがいい散策路。
里に下りてから、工科大グランドの周りをぐるっと回って歩く。
遠くからは木立に隠れて見えないが、グランドの周辺にはこんな素敵な小経が走っている。
これがごみ焼却炉一周散策コースにならないことを祈る。

ごみ中間処理施設の建設予定地とされた「神奈川工科大学棚沢運動場」

少年野球の子どもたちが楽しくのびのびと練習に励んでいた。(ここから優れた野球選手が何人も生れたそうです)

周囲の自然とマッチした、とても気持ちがいいクランド。なのに、なぜ、選りによってここにごみ処理施設をと思う。ここに来れば誰でもそう思うはず。
今日のハイキングには、ぜひ厚木市長さんに参加してほしかった。

<参考>
厚木植物会会長の諏訪哲夫さんは、「厚木の花めぐり」(山手出版)という本を書いておられます。自然観察会などに持っていくと便利です。
また、諏訪さんが個人でつくっているホームページ「厚木市周辺の自然&文化」(市民によるレポート・諏訪哲夫通信)もあります。
http://cherry.ayu.ne.jp/user/suwa/index.htm

今日は姿は見えませんでしたが、ガビチョウの鳴き声があちこちで聞こえました。
ガビチョウというのは、「画眉鳥」と書くのだそうです。インターネットで検索したら、以下のサイトに鳴き声が紹介されていました。
http://midopika.cool.ne.jp/songs/gabi.html