12/18 ごみ中間処理施設建設反対 決起集会
 
12月18日(日)午後1時より神奈川工科大グランド北側空き地で、ごみ中間処理施設建設反対の決起集会がありました。

決起集会には251人もの地元住民や近隣の市民(愛川町からも)が参加、すごい熱気でした。





冒頭、和田会長が「地域住民の声を結集して断固反対して行こう」とあいさつ、続いて、棚沢地区「ごみ中間処理施設建設」白紙撤回をもとめる会の関原委員長(元市議)が基調報告を行い、だれも知らないうちに山口市長が棚沢を勝手に候補地にして記者発表してしまった。
厚木市には金田に新鋭工場があるのに、なぜまた造らなければならないのか。中津川や鳶尾山の豊かな自然を破壊する施設建設はいらない。会では、愛川町議会と町長に対しても、町営斎場建設の際に締結した協定にある「棚沢地区にこれ以上の迷惑施設はつくらない」ことの遵守を求めて陳情しており、また、愛川町区長会に対しても陳情等の提出をお願いしている。
今、皆さんが立っていられる所は、かって武田の残兵がソバの白い花を相模湾の白波と錯覚して自害した地であり、地元の人がこれを哀れんで、いまでもソバを作らぬという言い伝えを残す「民話の里」です。人の命の大切さを今に伝える地になぜ公害を撒き散らし自然を破壊する施設を作る必要があるのでしょうか。と切々と訴えました。

基調報告を行う関原委員長


続いて行われた決意表明では、棚沢自治会の各地区からの人たちに加え、近くに住む小学生の男の子(2人)も参加、「ぼくたちが元気でいられるのはこの自然があるからです。ここにはたくさんの生き物たちが住んでいて、いろいろな食べ物が一年中収穫されています。自然も人も被害にあわないために、ぼくたちは焼却炉絶対反対です。」と述べ、会場からは大きな拍手がわきました。

近くに住む小学生も反対の決意表明



また、紅一点の女性は、ここの自然が気に入って移り住んできた。この地域は子どもたちもみんな仲良しで、とても喜んでいたのに、突然、ごみの焼却炉の建設を知らされ驚いている。私も皆さんと一緒に断固反対して行きたいと決意を述べました。

会場には厚木の市議会議員さんも2人見えていて、激励のあいさつをされましたが、その後、私も突然、名前を呼ばれて舞台(トラックの荷台)に上らされ、あいさつをするハメになりました。私は、この地域に迷惑施設(衛生プラント、斎場・火葬場、それに加えてごみ中間処理施設)が集中するのは、行政として公平なやり方ではないこと、そして、厚木市の都市マスタープランでは、この地域は中津川や鳶尾山の自然を活かしたまちづくりをする地域として位置づけがされており、ごみ中間処理施設を建設することは厚木市の計画そのものにも矛盾していることを指摘し、みんなで力を合わせてこの地域の豊かな自然を守ろうと訴えました。

周辺自治会の会長(3人)さんからも、一致団結協力して白紙撤回をもとめて行こうというという力強い激励のメッセージがありました。

とくに、15年前、民間の焼却炉建設反対の運動を戦ったことがある下川入第二の自治会長さんからは、自分の経験からもこうした運動を最後までやり遂げるのは大変なことである。途中でくじけることなく、信念を持って最後まで反対の意思を貫いて行こうと、過去の苦労がにじみ出た激励のことばがありました。

次に、決起集会決議文(案)を、「、、、、これ等の施設により最も影響を受けるのは、胎児、乳児、幼児、子供達です。彼らを守るのは、私たち大人の責任です。私たち住民は、周辺の皆さんと共同して、ごみ中間処理施設が、無条件、白紙撤回されるまで、死力を尽くして、断固戦うことをここに決議いたします。」と事務局長の柏木さんが読み上げ、参加者全員の大きな拍手で採択されました。

最後に、和田会長の音頭で「がんばろう三唱」を行い集会の幕を閉じました。








建設予定地に指定された工科大グランド周辺
こんな素晴らしい自然の真ん中に、
なぜ、ごみ焼却施設をつくらなくてはならないのか?



<感想>

折りしも強い寒波が日本列島を襲う中、ここ決起集会の会場は参加者の熱気で溢れていた。小さな子どもからお年寄りまで、いろんな層の人たち、とくに子ども連れのファミリーの姿が目立ったのは、地域での生活に大きな影響を与えるごみ焼却炉の建設がテーマだったからではないか。

候補地とされた神奈川工科大運動場は周囲を鳶尾の山々に囲まれた自然が豊かなところ。八菅山から続く尾根道は、1年中おおぜいのハイキングを楽しむ人たちで賑わっていて、まさに市民の憩いの場となっている。

ここに来て、眼下に流れる中津川を見れば、ごみ焼却施設を建設しようなんて、そんなことを思いつく人は誰ひとりとしていないと思う。

確かに、そうした施設はどこかに建設する必要があり、自分の所だけは嫌だというのは「地域エゴ」といえるかも知れない。

しかし、そういった一般論でこの問題を片付けないでほしい。そして、一度、ここに来てみて欲しい。

市から一方的に候補地に指定された棚沢(市島地区)がどんなところか、自分の目で確かめて欲しい。

ここがどんなに素晴らしい自然が残されているところか、周囲を見回し、思いっきり深呼吸してみればすぐそれがわかる。そして、ここには絶対ごみ処理施設はつくってはいけない、いつまでもこの素晴らしい自然環境を大切に守っていかなくちゃいけないと、感じるはずだ。

どこかにつくる必要があるといって、どこにつくってもいいということにはならない。

ましてや、ここは「聖なる地」でもある。すぐ近くには、こんもりとした森の中に「棚沢皇大神社」がある。私たちは自然への畏敬を失ってはいけない。

今回の決定が、自然に対してだけでなく、市民に対しても閉ざされた市庁舎の中で行われたのは、返す返すも残念である。

市長は、ぜひ一度この地に来て、素晴らしい自然の真っ只中で地元の住民の皆さんと誠意を持って、施設建設の是非について語り合っていただきたいと思う。