愛川町議会議長 熊澤 俊治殿


棚沢地区「「ごみ中間処理施設建設」白紙撤回をもとめる会
会長  和田 吉二
委員長  関原康夫




「ごみ中間処理施設」建設に反対する陳情について




平素は、当地区の自治会に対しましては、暖かいご支 援、ご配慮を賜り厚く御礼申し上げます。

厚木市は、6月23日、「厚木愛甲環境施設組合」のごみ焼却場と粗大ごみ処理施設を合わせた「中間処理施設」の候補に棚沢地区の神奈川工科大学の棚沢運動場を選んだと記者発表し、翌24日には、各新聞が一 斉にそれを報道いたしました。

報道の中で、候補地選定の理由として、地権者が神奈川工科大学のみ、周辺に民家が少ない、将来的に土地利用計画がない等となっております。

しかしながら、私たちにとっては、寝耳に水の計画でし た。これが建設されれば下記のとおり我々の日常生活に著しい影響を及ぼすことが予想されます。

7月18日緊急総集会を開催した結果、この建設には、棚沢住民の総意により断固反対が決議され、無条件、白紙撤回 を厚木市長並びに厚木市議会議長に申し入れている ところでございます。

さて、このごみ中間処理施設を運営するため、愛川町 、厚木市、清川村により厚木愛甲環境施設組合が作 られ、神奈川県知事より認可されました。

この組合は、市役所や町役場の縮小版で、3市町村の 理事者、議会議員、職員等によって組織されているもので、組合の事務事業に要する経費は、三市町村か らの負担によって運営される組織であります。したがっ て、愛川町も当事者の一つであり、愛川町としての責任は及ぶものであります。

愛川町と当棚沢地区とは、平成6年10月20日、愛川聖苑建設に際し、既に愛川町のし尿処理場があるため、 今後このような不快施設は、一切作らないとの合意が以下の通り締結されております。愛川町は、それを誠 実に遵守する義務を負っております。


愛川町斎場・火葬場建設に関する協定書 別紙 第7項
今後、棚沢自治会に隣接して新たな不快施設を設置しないようされたいことについては、要望どおりいたします。


ついては、同協定書に基づいて、棚沢地区をごみ中間処理施設の候補地から外すよう、議会としての意思を明示されたく、切に要望致します。


<陳情の項目>
愛川町斎場・火葬場建設に関する協定書に基づき、棚 沢地区をごみ中間処理施設候補地から外すよう議会としての意思を明示して下さい。





ごみ中間処理施設に反対する理由


1.建設予定地周辺は、愛川町民、厚木市民共通の憩いの場として鳶尾山の一角であり、今後の活用についての対策協議会が設置されています。このような焼却施設は、協議会設置の主旨に反するものであります。

また、棚沢市島地区は、「落人伝説」や「そばを作らない村」などの歴史民話で県内外に広く紹介され、訪れる人も多く、貴愛川町も民話館建設にご協力下された経緯もあります。しかしながら、この施設建設によりイメージを大きく変化させてしまうことになります。


2.まず、どんな最新型の焼却炉でも非常に細かい形で毒物を排出し、水や大気、土壌を汚染します。

毒物とは、ダイオキシン類、鉛、水銀、カドミュウム、ヒ素などの有害重金属で、分解しにくく、環境中に長期にわたって残るため、焼却炉を止めることでしか発生はやめられません。


3.焼却灰(有害排出物?)の影響を受ける少なくとも4km以内は、多くは田園地帯です。稲、野菜、果物、鶏卵、牛乳、等総てが汚染され、それを食べている人も病気にかかる率が多くなり、また、出荷している人は出荷しにくくなり、しかもこれ等の毒物は、重金属元素等であるため、2代、3代または未来永劫にわたって影響を受けることになり、誠に恐ろしいかぎりです。


4.ごみ運搬車の往来が激しくなり、交通渋滞、騒音、事故等交通公害が懸念され、静かな環境が破壊される。また、才戸橋を中心に渋滞がさらに助長され、病院、火災の緊急対応に支障が出てきます。


5.新聞報道による候補地選定理由には、地権者が神工大のみで、周辺に民家が少ないことが主な理由になっていますが、まず、地権者が一人で土地を購入するのに都合が良いというのは行政のエゴであり、また、民家が少なければ、黙って何をしてもよいという理由にはなりません。また、影響ある周辺には、何万人もの人が住んでいることを忘れてはなりません。


6.住民から天然記念物の「オオタカ」と似た大型の鳥が飛んでいるとの情報があります。数年間の調査を要します。

また、「荻野の里山に生息するオオタカ」の営巣地は、焼却炉予定地より4km以内にあり、少なからぬ影響を受けることは必至であります。


7.ごみの減量作戦が第一であると考えます。ごみ減量に成功している日野市とか他の自治体の研究をし、それを参考にすることが大切であります。


以上