平成14年3月議会


細野収司議員
総括質疑(平成14年3月5日)
質疑内容
3 歳出について
(4)大山温泉について
ア 基本設計のまとめ
イ 実施設計の内容と総事業費
ウ 運営方法と交通システム等の考え方

◇予算概要の中で、魅力ある観光拠点の創造として、大山温泉の開発推進と実施設計を行うとある。
市議会には、基本構想と市民懇話会の提言資料は配付されたが、そのまとめ報告と13年度事業としての基本設計の内容について報告がない。

その経過説明と事業公社の損失補償2億900万円の事業内容、事業内訳、実施設計の内容について説明いただきたい。事業結果の中で、特に運営方法と交通システムについて心配している。考え方を聞きたい。


◎各般にわたり議会に対する報告がないという御指摘であるが(現在、どのような形で基本的な施設、あるいは運営の方式等を定めるか議論を重ねているところで、議会に報告するまでの成案を持ち合わせていないので報告していないだけである。

◎管理、運営方法を含め、施設の構想が固まった段階で、本議会に説明し(提案し、債務負担行為等の財源手当をどうするかという案を示し、御議論いただき、御理解いただくつもりである。


◆議論しているところであつて、説明できる段階ではないとの説明であつた。しかし本年度、実施設計を発注するわけだから、総予算がどのくらいで、どの程度の設計をしなさいとの指示がなくて実施設計という言葉はあり得ないと思つている。
こういう言葉で議会の皆さんが、了解できることとは思えない。その点をもう一度説明願いたい。


◎実施設計の段階に入つた場合に、議会への事前の説明が必要との御指摘はそのとおり。今日までの債務負担行為の総枠には、実施設計経費は含まれていない。

基本的な設計というか、組み立てについての経費を債務負担行為に織り込んでいて、現在、その予算の執行中であって、実施設計を発注することになれば、建物等も確定してしまうことになるので、事前に本議会に所要の経費、財源手当を説明して、議決をいただく手順を経るのは当然のことと承知をしている。


石川 節治議員
総括質疑(平成14年3月5日)
質疑内容
3 歳出について
(3)大山温泉建設事業について

◇大山温泉事業については、関係団体や市民が大きな関心を持つている。大山を中心に観光資源の開発は、本市の活性化に大きく役立つものと思う。しかし、温泉の規模、運営方法、交通アクセス、駐車場等の課題が山積している。

◇基本設計の概要、実施設計について聞くつもりであつたが、市政同志会の代表質問の中で、基本設計については現在、設計中であり、実施設計にっいては、議会に諮るとの市長答弁があつた。

◇平成の会は、温泉開発事業に関心を持ち、2月に二重県白山町等を視察してきた。建設経過と運営状況を課題に視察をしてきたが、平成5年と7年は約400万円から600万円の黒字であつたが、その他は全て赤字であり、平成12年度は1856万円の赤字決算ということを確認してきた。

◇各地で温泉開発が行われているが、景観、駐車場のスペース、施設の規模、運営方法等課題が山積しており、現在予定している場所で本当によいのか、課題を十分精査しないと禍根を残すのではないかと心配している。
実施設計をどのようにするのか、課題についてどのように解決、調査していくのか考えを伺いたい。


◎あの場所を選んで、既に温泉を掘り当てている。あの場所でなければ、従来の調査から温泉を掘り当てる可能性がなかったということである。

◎施設を整備するに伴い、アクセスなり、駐車場の確保などという課題がある。経営上きちんとした形で運営できるかどうか、一つの課題である。

◎山形県の庄内平野地区の町村等で温泉施設がきちんと経営上成り立っていることを現場を見て承知をしている。

◎大山の場合は、観光客誘致、お年寄りの健康保持のための活用、さらには市内事業所等の皆さんにも自分たちの施設として活用していただきたい。そのためには、運営方法、資本の調達等についても十分意見を伺って、参画いただけるような方式を考えていただきたいと、今、検討を重ねている。

◎具体的にどういう形で温泉施設をつくるのか、議会への報告はもう少しお待ちいただきたい。関係の皆さんの意見を伺い、グランドデザインを描いて、こういう形でこういう見通しで、活用方法も含めて具体化したい。
提案するのは執行者側の責任である。議会軽視等の議論をいただかないよう必ず事前に提出し、皆様方の意見、知恵を拝借させていただくつもりなので、もうしばらくお待ちいただきたい。


石井誠―議員
一般質問(平成14年3月15日)
質疑内容
1 大山温泉計画について
(1)これまでの経緯
(2)どんな構想をもつているか
(3)計画に対して市民の声をどう受け止めているか

◇市民の中には40°Cくらいの温泉が出ればよいが、27・Cでがっかりしたとの声もある。大山に温泉があることは誰もが願うところだと思う。

◇大山温泉については、市民も期待していると同時に運営に対して大変だなという裏腹の関係にあるのではないかと思う。

◇これまでの経緯について尋ねる。特に地元の要請であったということが昨年3月議会で答弁されているが、経緯について、いつ、どこで、誰がというように「4W1H」の形式で答弁願いたい。

◇将来の構想について伺う。

◇計画に対して市民の声をどう受け止めているのか。最初は希望を持つていたが、現状では厳しいかなという市民の目、声は非常に厳しいものがあると思っている。


◎平成6年11月に大山先導師旅館組合より温泉掘削の相談があり、平成8年7月に開発調査が行われ、 12月に報告書が提出された。温泉開発候補地点10箇所を調査した結果、今回掘削した地点が温泉の可能性90%の結果であつた。

◎平成10年6月に大山温泉開発準備部会が設置され、近隣の温泉施設の視察をし、どのような温泉施設づくりを目指すべきか検討を重ねてきた。

◎平成11年10月30日に温泉の掘削に着手し、平成12年4月14日に温泉地学研究所により、泉温27°C、揚湯量毎分157リットル、泉質カルシウム・ナトリウム一硫酸塩・塩化物泉と確認された。

◎平成12年9月には、市民を中心とした利用者ニーズを把握するため、アンケート調査を実施した。472通の回答があり、温泉施設へ期待する意見が多かつた。アンケート結果は、平成13年1月1日号でもお知らせした。

◎準備部会等での検討経過やアンケート調査結果を踏まえ、意見集約の結果としてまとめられたのが大山温泉施設整備基本構想報告書である。
基本構想では、整備目的として「市民のふれあいの場として機能する温泉施設づくり」 「市民の健康づくりに寄与する温泉施設づくり」 「大山の地域振興に寄与する温泉施設づくり」を掲げている。

◎基本構想をたたき台にして、温泉施設利用者となり得る市民各層の意見を何うため、大山温泉施設市民懇話会を設置した。懇話会は、現地確認を含め6回開催し、検討された内容を提言としてまとめた。

◎基本構想、懇話会提言を基礎にして、現在、基本設計に着手している。基本設計では、施設の配置や構造に関しての基本的な考え方、電気設備、給排水衛生設備、空調換気設備、外構、機械警備設備などの検討を行う計画で、さらに設計に必要なデータを得るために、測量調査と地質調査も実施する。

◎基本構想では、施設の整備にあたっての基本テーマ、サブテーマを掲げている。

◎温泉施設単体ではなく、地域と一体となつた総体としての「癒し」と「くつろぎ」の場を創造することが大切であり、また、市民の健康増進のため、健康づくりの3要素といわれる『運動』 『栄養』 『休養』に地域特性と温泉施設を絡めて機能分担を図ることが最善と考えている。

◎すなわち観光地大山の「歩き」を基本にした『運動機能』と豆腐料理を中心とした「健康食」に『栄養』の機能を担わせ、温泉施設は『休養』の機能を担うことで、3つの要素が互いの機能強化を図り、相乗効果を高めることとなり、地域振興に寄与する有効な手段と考えている。

◎市民の声をどう受け止めているかとの質問であるが、大山の関係者と議論を重ねる一方、市民アンケートを実施して基本構想を策定した。
さらに基本構想をたたき台にして市民懇話会で意見交換をし、提言をまとめ、これらを基礎にして現在、基本設計を行つている。基本設計の素案ができた段階で改めて市民懇話会等で議論を重ねる予定である。

◎懇話会では、施設の管理運営に関して多くの意見が出されている。「赤字を出さないことが重要」 「極力整備費を押さえることが大切で、独立採算が基本」 「収入計画については、積極的に利益を上げることを考えるべきで、魅カ的な施設にして多くの人に来てもらい、しつかり儲け、相乗効果で地域に活力をもたらすべきだ。」などの意見もあった。温泉施設の管理運営は、極めて重要な課題であると考えている。

◎総合計画策定にかかる自治会からの意見要望などでも、温泉施設建設に期待する声が多く出されている一方で、現在の経済状況から懸念を含めた様々な意見があることも承知している。多くの課題については、きちんとしたステップを踏みながら、前向きな姿勢で取り 組んでいきたいと考えている。


◆大山地区の皆さんが熱望しているということは理解する。要望は書面で出されたのか、またどのような会話の交換がされたのか聞きたい。
議会人は10万市民から大なり小なりのお願い事がある。慎重を期しての要望、お願い事をする。単に一地域の皆さん方が、旅館組合等から出されたからということであってはならないと思う。最初に地元関係者とどのように膝を交えて話し合いがされたのか再度確認したい。

◆掘削前に専門業者だけでなく第三者を入れて、行政と三位一体で本当に掘るのがいいか詰めの話がされてきたのか確認したい。

◆第一駐車場を造つた経緯がある。温泉候補地10箇所の内、なぜ、第一駐車場に的を絞つたのか聞きたい。


◎要望書等については不明。一般的には多くの方の意見を確認しながら政策立案することは通年行われている。整備目的でも述べたが大山のための施設ではない。

◎なぜ、駐車場なのかは、どこが一番出る可能性が高いか調査した結果、たまたま第一駐車場であつたということである。


◆大山地域のみの施設ではないことはわかる。そうでなければ困る。大山先導師旅館組合の長い間の願いだと思う。現在に至るまでの中身、掘るというときまでのプロセスが大事。事業公社がたんたんとやって、あとで一般会計から債務負担行為を買い受けるというシステム、議会としてもなかなか難しい問題。10箇所のうち第一駐車場を選ぶのだったら、そのデータを出してください。


◎今、手元にはないので、調査したい。


下村久美子議員
一般質問(平成14年3月15日)
質疑内容
2 大山温泉について
(1)目的とするところは
(2)運営主体は

◇目的、運営主体について伺う。

◇温泉施設をつくるには条件的に恵まれていない。建築に9億円弱が必要という。これだけの税金を投入しての大山温泉施設は、必要なのかどうか。
福祉目的ならば阿夫利荘への給湯も考えられる。27°Cの湯を沸かす経費、利用者が続けて訪れるのかどうか、その運営が多大な赤字を産むのではとの不安もある。

◇目的、構想、運営主体、費用などを明確に市民に示し、合意を得ていく必要があると考えている。考えを伺いたい。


◎基本構想では、整備目的として「市民のふれあいの場として機能する温泉施設づくり」 「市民の健康づくりに寄与する温泉施設づくり」 「大山の地域振興に寄与する温泉施設づくり」を掲げている。

◎自治体整備による温泉施設の管理運営方法は、基本的には「行政直営方式」 「第三セクター方式」 「民間委託方式」に分類される。 …

◎整備例としては、直営より第三セクターによる方式が多く見られ、民間委託型は少ないようだ。いずれにしろ温泉施設の管理運営は、極めて重要な課題であると認識しており、様々な角度から慎重に検討していきたいと考えている。

◎大山温泉については多くの課題があるので、きちんとしたステップを踏みながら、前向きな姿勢で取り組んでいきたいと思つている。


◆目的は色々聞いたが、それに基づいて建物の構造、費用、運営主体などある程度決まつてからどういう形で市民に示せるのか、もう一度スケジユール的に答弁願いたい。


◎市民懇話会は、市民の代表として各層から出ていただいているので、基本設計ができた段階で懇話会に投げかけ、細部について詰め、議会にもお示ししながら進めていきたい。市民への周知については広報等でもPRしていきたい。9億円はあくまでも構想段階での数字で、これから詰めていく段階で、その数字も変わつてくるだろうと思つている。