経済建設常任委員会での陳情審査(議事録)


小島委員長

日程第4、陳情第1号「町民参加型で町営温泉施設の早期建設を求める陳情」を議題といたします。書記に陳情書を朗読いたさせます。

< 書記朗読 >

小島委員長

朗読は以上のとおりであります。
それでは、これより審査に入ります。
ご質疑、ご意見のある方はご発言をお願いいたします。水越委員。

(水越委員)

その温泉を見ておるんですが、過日、あいかわクラブとしまして温泉施設の視察をしてきましたので、参考になるかと思いますので、皆さんにご報告を申し上げます。

行きました温泉の関係は2カ所でございます。最初に行つたのは山梨県の双葉町で百楽泉という温泉施設でございました。現在、経営をしております。これが開園になったのは平成4年1月4日、大体9年経過をしているところですが、かえってこういうところの方が参考になるのではないかということで、そこへ伺いました。建設に対する資金lのくらいかと言いますと、用地の広さについては、ちょっと聞いていなかったんですが、用地買収に3,699万4,000円、設計について319万2,000円、掘削費が7,608万5,000円、本体工事については3億3,351万4,000円、備品購入費に527万5,000円を費やして、合計4億5,506万円がかかりました、こういう形でございます。

それについて、経営については、一番気を使っているのは、普通の自噴式の温泉ですと水が流れてしまいますから、病気というか、そういうものの関係はいいんだそうですけれども、レジオネラ菌ですか、一時、太陽熱というか、循環式の家庭用のお風呂なんかでも問題になった、循環すると中で菌が、ちょうど温度が40度内外ですから、菌の発生があるということで、病気が発症する可能性があるということで、それが一番のウィ−クポイントと言いますか、あるということでした。そんな関係で毎日、温泉を洗わなければならないというデメリットがあるわけです。

そんな形でやっております。それに対する利用者なんかも、平成7年には11万493、8年が11万2,000、9年が11万、10年が11万、11年が10万1,000、12年になって9万5,000に落ちているんです。

これは何かというと、そばに民間のものができたという形で減ってきているということであるそうです。平成13年度にはトータルで100万人を超えましたという話も聞いております。ですから、入られる方は、町内の人は小学生が150円、中学生以上が300円、70歳以上の人は150円、小学生未満は無料でやるという形で運営し、町外の人には小学生からは300円、中学生以上は大人も含めて600円、ですから割高に設定がしてあります。そんな形で運営をしていって、これについては一般会計でやっているというのが双葉町の概略を申し上げますと、形で今、経営をしているということです。

それからもう1カ所、これはまだ途中で掘っているところですが、津久井町、青野原に今掘っていまして、2月17日現在で1,161メーター、まだ掘っている最中です。そしてこれをもう少し掘るということなんですが、そこで今出ているのが42度から44度が出ているそうです。これをもう少し上げないと、上まで上げるくる間に下がるということで、もう少し掘って、そうすれば上がってくるのではないかということで、1,500メーターまで掘るという計画だそうです。

今の陳情の中で地元の業者を使ったらという話なんですが、津久井町の方では、やはり山梨の方が掘った経験のボーリングの会社があるということだと思うんですが、山梨の方の会社にお願いをして、 13年6月に12社の会社の中から7社を選んで、9月に入札をして山梨ボーリングが落札し、そして今、仕事をしているという形だそうです。それについて、まだ42度ぐらいなので、ちょつと温度が足りないというのが現状だそうです。

見てきた状況は、そういう形ですが、ただ、そのときの話によりますと、どこを掘っても出るという形でない。一番出やすい場所は断層の走っているところ、愛川で言うならば、私もこの前まで町の方を見ましたけれども、細野から両向の間、あの辺のところに断層が走っているであろうと言われていますから、あの辺の方がかえって可能性があるのかと思いますし、場所によって出る可能性、あるいは出ない可能性ということも当然あるわけですし、ただ、どうして津久井ができたかというと、7,000万円ないし1億円近い調査がかかるんだそうです。

なぜそれができたかということは、宮ケ瀬ダムの関係で地質調査を国の方でしたわけです。そのデータをもとにしてやった関係で、調査費が浮いたという話をしていられました。それに対して、どのような方々がやっているのかと言いますと、町の議会の方々はタッチをしていないような話です。

細かいことは、私も突っ込んで聞きませんけれども、向こうで、そのことについては触れないでくれだとか、ですから、町自体の町長をはじめとしたスタッフでやっているんだと。そしてそれには議員はタッチしていませんというのが、いろいろな事情があるのではなかろうかと。憶測もできないような話も先にありません、わからないんですけれども、何らかの事情があるんだと思いますが、町長のサイドでやっているという形で、だからやめないというメンツがもちろんあるんだと思いますが、私の感じとすると、みどりの休暇村、そこの庭へ、ですから、あそこだと、お出でになった方はいらっしゃると思うんですけれども、地形的に、場所はいいんですけれども、行く交通がちょっと大変かな、大勢の方に行ってもらうには大変かなという感じは受けました。

掘ったのが、私が今、申し上げたように、1,500メーターまで掘れば、そのような温度ぐらいにはなるのではないかということですから、25度以上を温泉と言いますから、規定の温泉と呼ぶものはいろいろなものが中には入ってきますけれども、ただ上げるためには時間がかかる。

それから、先ほど申し上げました水量、温泉の量が多ければいいんですが、少ないと病気の関係、そっちの方が危倶されるというデメリットがありますし、私たちが行った、私の感じたところだけをちょっと説明申し上げました。そんなことを踏まえながら、これからの研究という形になっていますから、その辺を踏まえながら勉強もしながらやっていただきたいと感じました。
以上です。

小島委員長

ほかに。熊澤委員。

熊澤委員

今、水越委員が視察に行かれて、こういうことだよというお話を聞いたんですけれども、大分、調査の関係も7,000万円ぐらいかかるんだと。

たまたま宮ケ瀬ダムの関係で良かったけれども、1.500メーター掘るということですから、42度だから、まだ少ないから掘るということだけれども、1,500メートル掘るにも大分かかるのではないか。

幾らかかるかわかりませんけれども、そういうことを考えるには大分、投資をしていることも事実で、ある意味では、いろいろなことで。

今、既に本町では、商工費の中で、26万9,000円の調査費用ということで、主に検討委員会の設立をし、 10名の人によって検討していくということが14年度の予算ということですから、何もないところからスタートということだと思うんだね。

その中にも、陳情事項の中に、早期実現をしてくださいということですけれども、既に町は14年度に検討委員会もスタートするということも事実だろうし、それから次の町民参加を進めてほしいというこですけれども、委員の中には公募も入れるという話で聞き及んでいるんですけれども、3名、公募も入れているということでありますし、なかなか温泉に対する知識を持ってる人というのは、なかなか少ないと思うんだけれども、そういう意味では、今後の考方としては、議会でも、先ほど水越委員の話とは違うんですけれども、議会の予算としても計上しておりますので、議員としても、そこに介入することもできますから、そ辺のことについては、非常に陳情ということの内容としては、もう既にスタートしたんだと私は理解をしていいのではないかと思います。

小島委員長

ほかに。鈴木委員。

鈴木委員

前回、私は総務委員だったので、委員長は黒沢(?)さんで、水越さんもそうなですけれども、滋賀県の方にクアハウスという温泉施設を見に行ったんですけれども、当初は大分新しくてお客もあったんですけれども、だんだんとそれと同じような施設が出てきたと。だんだん経営が苦しくなってきたんだというような話をされておりました。

今、水越委員さんの方からも話がございましたように、山梨県のももうできまして10年たっているわけですね。そうすると施設が今で見ると大分古いし、修理も大分かかってきたんですというような話をされていました。

だから、つくって、それを維持していくとなると、もう株式会社愛川ではないけれども、かなり上手にやらないと経営は厳しくなるのかという感じを私は感じる。

しかし、山田町長が立候補するに当たり、町民から、こういうふうな要望が多いからということで、政策の1つにこれを挙げていますので、そういう形で予算も組んだんだから、そういう意味では、陳情の意思はわかります。でも、本当に真剣にやらなければいけないと私は感じています。

それと、厚木にも、温泉ではないですけれども、スポーツセンターみたいなところで、湯のような施設がある、また相模原に行けば、また津久井に行けばある、そういうふうなものが回りにもいっぱいありますし、いろいろと本当にじつくりと調査、研究をしていただいた方が私は意味があると思います。

この陳情でございますが、私は、趣旨はわかります。

小島委員長

中村委員。

中村委員

温泉という陳情書の内容を見させていただきまして、町民の方は心から望んでおるということで十分にわかります。先ほど来お話がありますように、私も2カ所、視察をしてきまして、双葉町の方、10年経過しているということで、かなり難しいようになっているようであります。

だんだんと投資もかかるということ、それと入館者が減るということで、ただ、お話がありましたように町長の要望でもあります。温泉の検討をしていくということもありますし、陳情の趣言はよくわかります。そういったことで、既に町で進めていかれることでありますので、趣旨はわかりますというふうに申し上げます。

小島委員長

木藤委員。

木藤委員

温泉の問題について町民の関心が高いことは非常に事実であります。これを中心とした地域の活性化、こういったものにも非常に役立つ、こういうことは一般的に認識をされていることですが、ただ、幾つか問題があると思います。

今、ご指摘をされている面も含めて、もう少し言えば、温泉、あるいは高齢化の中での老人施設との複合的なもの、あるいは国庫補助の対象となるようなもの、これは公共事業として地方自治体なら自治体、町なら町が運営をしていくということになりますけれども、果たしてそれがベストなのか、また民間がこれを計画しているやにも、こういった言葉も聞こえてきますから、そういうことを含めると総合的に判断がこれから必要なのか、いろいろな意味で。

みんなの声を聞きながらこれを進めていって、出るとか、出ないとか、こういうふうなものがいいとか、これは検討が非常に必要でしょうけれども、今後の方向性については、さらに検討委員会の中で詰める必要がある。

これは今、皆さんのご指摘のことも含めて、いろいろな運営の方法や民間、高校生も含めて、こういうことで、要は施設、こういったものが町民に対して非常に福利的な要素を含んで、非常に役立つという部分が大事でありますから、もちろんこれが民間であっても、公共的なものであっても、いろいろな多方面の角度から検討する必要があるという意味が含める必要がある。

そういった意味で、今後の方向性を探る必要で、本陳情に関して一方的な考え方も感じられる面もあるわけです。理想から言えば、確かに非常に内容はこのとおりであろうか、趣旨は理解できますけれども、いろいろと問題点を踏まえると、もう少し勉強する必要があるという判断に立って、この陳情に関して委員会の意見としては、私としては趣旨了承ということが妥当かと思われます。

小島委員長

田島委員。

田島委員

この陳情書に関しては、町民参加型を強調されているように思います。町長が早期に温泉施設の建設をうたっておりますし、取り組みについて町民参加を求めていく、全員協議会で十分に煮詰めて、そういった委員会の設置が決まっているわけですから、検討委員、 10名中に3人ということですね、中でいろいろな点について慎重審議していただくための機関ですから、そこに委ねるしかないのかと思うんです。

そこでは町民参加もされるわけですので、人数が多ければいいというものでもないと思うんで。 10人のうち5人では少ない、20人とか30人でも参加させればいいというものもないと思いますし、少数精鋭で十分に検討していただいて、随時、検討された結果我々議会と町民にご報告していただければ、またそれに対しての意見とか、提案とか、吸い上げ、双方のそういったやりとりができるのではないか。そんな中でより良い温泉設ができることを期待しております。
この陳情書については、趣旨は十分にわかります。

平本環境経済部長

今、お話があったんですが、町側の方からお答えをさせていただたいのは、 14年度については、そういう組織を立ち上げ、 10名で温泉の湧出の可能性があるかどうか、こういうものが焦点になると思うんです。

その後、可能性があるというのは、愛川町には4本の断層があるということが私たちの調べてわかっているんす。大体、役場から向こう方に全部で4本走っているということですから、先ほどお話があったとおり、断層のそばというのは可能性は高いと言われているんです。

ですから、出る可能性というのがはっきりすれば、 15年度からは、今度は別の組織になるんしょう、恐らくなると思います。それは住民参加を入れて、木藤委員さんがおっしゃたような、どういう施設にするか、本当に複合的な施設にするのか、活性化のため、健康の増進だけのものにするのかでいろいろな意見があると思うんです。

それから建設面積でもどのぐらいがいいのか、あるいはどうしたらいいかというのは、これは相当皆さんの意見を聞いていかないと私はいけないと思うんです。

ですから、その場になれば、住民参加、もっと大勢の委員会の10名ではなくて、もう少し違った組織を立ち上げてやっていくというのが必要かと。これは個人的な考え方で、町の内部での決定ではありせんけれども、ですから管理運営なんかでも町がやるのか、あるいは民間委託にしやっていってもらうのかとか、いろいろと方法が出てくるんだと思います。それらにいては、町の主導ではなくて、いろいろな意見を聞いて対応していかなければいけないとは思っております。

それからもう1つ、だんだんと人数が減ってくるというのは、お話がありました。これは絶対にそうなると思います。やまなみは、藤野ができて、今度は青野原もできます。どこも掘るとなると、全体的にいいところには行きますけれども、悪いところには行かなくなるということです。ですから、そういう意味で、複合的施設というのを真剣に考えなければいけないのかという気もします。

小島委員長

特に仕事の方では、ほかも同じように調査をしているみたいなので、その辺については、本会議のときにも説明があったんだけれども、もし報告ができるんだったら、ここでやらせてもらえば。

岡本商工課長

本会議の中で、水越議員からも、総括質疑の中で、公共的な施設については調査させていただきまして、かなりそれぞれ諸事情がありまして、秦野市なんかは、もともと事情があって温泉があったところをまたやりましたので、そういったボーリング調査は必要なかったんですけれども、ただ、複合施設ということで8億5,000万円、かなりの経費を投入しております。また、やまなみにつきましては、何かあれも入札をやったんですか。

平本環境経済部長

あれは成功報酬。

岡本商工課長

成功報酬で安くやったけれども、それでも6億円ぐらいかかっているということで、それぞれ事情があるんですけれどもね。

水越委員

あれは、たしか、私の記憶だと300万円の調査費なんです。掘ったのが2億円まで行かなかったんです。 1億7,000万円ぐらいです。後は施設を建てて総額6億円です。

岡本商工課長

もちろん総額ですけれども、工事費、委託、全部入れまして。後は、だから実際に企業の方にお聞きして、大体1,000メーター掘ると1億円、1,500ですから1億5,000万円ぐらいは、ボーリングというか、そういうものは必要かということで、やはり断層にもよりますけれども、温度を上げるにはかなり深く掘らなければいけないということは理解していますけれども、相当経費を投入していかないと、効果的には出てこないかということですので、その英断は必要だと思いますけれども、そんな状況だと思います。

平本環境経済部長

もう1ついいですか。水越委員さんの言われた青野原の関係で行政が絡んでいないというのは、あれは青野原は財産分区なんかがあって、宮ケ瀬ダムの関連で、宮ケ瀬ダムの方で温泉の関係の調査をしたようですね。

ですから、調査費はすべてそっち方向。要するに、掘るのには、設計は専門業者に頼んで、幾らかかるかというのを全部積算してもらって、入札をかけたそうです。だから随契ではないです。 1冊1件とか、そういうことをしないで、やって、それが安かったそうです。もう6,000万円ぐらいのことを言っていました、7,000万円ですか。それでやっている。

それで、町の方の援助というのは、大した援助はしてもらっていないんです。それは何かということは、これは私の聞いた話ですから違っているかもしれませんけれども、町が絡んでしまうと、青野原を掘っている、では、おれのところを何で掘らないんだ、おれのところも掘れということになってしまうと、町の方でも理由付けができなくなるから、どうも関与はしていないみたいなことを言っていました。

それで財産分区はお金を持っているんです。ですから、町からの援助を受けなくてもやっていけるんです、自分で。それは砂利を売っているんです、組合があって。ですから、それの関係で自分の力で掘っていける、そういうことなんだそうです。

水越委員

聞くところは、基金が6,000万円、財産区が1,000万円、合わせて7,000万円で掘って、掘り上がるまでには、7,000万円でおしまい、それ以上は出しません、こういう形でやっているそうです。

平本環境経済部長

そんなようなことをちらっと私はほかの方から聞きました。

小島委員長

議事の進行上、5時までに終わりそうもないので、時間延長したいと思いますので、お諮りをいたします。本日の会議時間は議事の都合によりあらかじめ時間延長したいと思いますが、ど異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)

ご異議ないものと認めます。よって、本日の会議時間を延長することにいたしました。
それでは、陳情の方に戻りまして、皆さんの意見を聞いていますと、今、町の方でも、新しい山田町長の選挙公約の中で温泉施設をつくるという形で、新年度予算の中にも位置づけがされておりますし、同じ山田町長の住民参加ということも1つ施政の中でやっておられますし、そういった中では、陳情の内容は、今まで町も取り組んでいること、議会も4、5名の方が一般質問等でこのことを含めているという点で、今までも提案をしてきております。

そういった中で、皆さんの意見をまとめますと、趣旨はわかるけれども、町も議会も取り組んでいるというところの中では、趣旨了承というのがいいんではないかという意見みたいなんですが、そういう方向でよろしいでしょうか。
(「異議なし」の声あり)

それでは、まとめたいと思います。ほかにご意見がないようでありますので、表決に移りたいと思います。
その前に討論に入りますが、討論のある方、反対意見の発言を許します。
次に、賛成意見の発言を許します。
(「なし」の声あり)

討論がないようですので、討論を終結したいと思いますが、ど異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)

ご異議ないものと認めます。よって、討論を終結いたしました。
これより表決に入ります。
陳情第1号を趣旨了承すべきものと決することに賛成の諸君の起立を求めます。
(賛成者起立)

起立全員であります。よって、陳情第1号「町民参画で町営温泉施設の早期建設を求める陳情」は、趣旨了承するものと決しました。