<賛成討論>
平成16年 6月 定例会(第2回)-06月16日
◆13番(熊坂徹君) 馬渡橋の早期架け替えに関する意見書の提出について、私は、賛成の立場から討論を申し上げたいと思います。

 先ほどの委員長報告に対する質疑の中でも若干触れたところでありますけれども、一般町民の方が、あるいは第三者と言ってもいいかと思うんですけれども、一番理解がしがたい、そういった結論だと思います。

内容は理解する、内容については賛成であるけれども、結論は反対だよという、賛成だけど反対だよというのは、これはちょっと私も一議会人として非常に理解に苦しむ、理解しがたい結論の出し方ではないかということを、まずそのことを申し上げておきたいと思います。

 それから、先ほど鈴木議員さんの討論にもありましたけれども、用地の問題等、入り組んだ状況等ありまして非常に難しい複雑な問題があるのであると。事業化するためにはまずそれを解決しないとだめだよというのを反対の理由の1つとして挙げていらっしゃいますけれども、そのことは、先ほども言ったんですが、解決すべき課題ではないかと私は思うんですね。

 だからといって早期に架け替えをしなくてもいいはという、そういう話には私はならないと思います。架け替えの必要性ですね。特に今回の場合は、3橋のうちの2橋がもう既に完成をしていまして、次はいよいよ馬渡橋の番だよという、そういう認識、地元の方も心待ちにされているんじゃないかと思うんですね。

それがいろいろ難しい諸問題があるにしても、なかなか進展を見せないということは、我々議会としても、やはりその早期架け替え実現に向けてできるアクションをとるべきであると私は基本的に思うんです。ですから、議会としては、地元の問題はありますけれども、あくまでも町全体の視点、あるいは公益性の観点に立った議論をまずすべきではないかと思います。

 毎年、町も県へ強く要望している馬渡橋の早期架け替えであります。町も一生懸命要望・要請をされているわけですね。それで、この早期架け替えの意見書の背後にといいますか、問いかけるものというのは、1つ、そうやって一生懸命町や県が努力しているんだけれども、じゃあ地元の議会は何をしているのかという、そういった問いかけがこの意見書提出の背景にあると私は読み取るわけであります。

 言うまでもなく、地方分権の時代であります。愛川町は既にほかの自治体に先駆けて自治基本条例を制定いたしました。改めて新しい時代における議会の役割・責務といったものが問われていると思います。町民・議会・町、この三者による協力・協働のまちづくりというのが1つの大きなこれからのテーマではないかと思います。

 そういった視点からこの意見書をとらえて見るならば、議会の総意で採択して県・町に議会の意思を示すべきであると私は思います。ただここで意見書を採択するだけじゃなくて、やはり議長が代表になって知事あての意見書を持って、一緒に副議長さん、あるいは所管の経済建設委員会の委員長さん、あるいは地元の議員さんも同行されてもいいと思いますけれども、直接県知事あるいは県会議長さん、あるいは各会派の代表さんのところへ行って、説明かたがたお願いのごあいさつをするとか、そういった議会のアクション、行動こそが早期架け替えに結びつくことであると私は思います。それが議会と町が車の両輪と言われるゆえんではないかと思うんですね。

 私が一番心配していますのは、議会が否決をするならば、要するに、第三者から見たら、もう議会の意思は早期架け替え反対であるととられるのは間違いないんですね。そうしたときに車の両輪の議会と町は愛川町は一体どうなっているんだと、町民の方はもちろん、町外の方からも必ず言われるに決まっているわけですね。

しかし、架け替えは反対ですよということになりますと、一般の人には一体どうなっているのかわけがわからないと思います。賛成だけど反対なんだという、こういうちまたの話も広まるかもしれません。

 私は、そういった採決の仕方は議会としてはやってはいけないと思います。良識ある議会であるならば、町民から期待され、信頼される議会であるならば、この際、もっと問題点を整理して、架け替えにみんなが賛成であるという、そこまで否定してしまうような結論の出し方ではなく、先ほど森川さんの討論の紹介がありましたけれども、そうしたみんなの気持ち、考えをうまく生かして、まとめて議会として意思表示をする方法をこの際考えるべきであると私は思うんです。そうした結論を出すということは、この意見書を否定するということに対する影響を、これを私は非常に心配しております。

 あえて最後に申し上げますならば、百歩譲って、この意見書を否定されるのであれば、ただ否決するのではなくて、対案をやっぱり示していただきたいと思います。そうでなければ、みんなが早期架け替えを望んでいるというこの一番大切な部分まで否定してしまうことになると思います。

ですから、町も含めて、地元の皆さん、あるいは議員の皆さんが早期架け替えを望んでいるということを、それを形にあらわす努力が今、議会に求められていることではないかと思います。それこそが議会が果たすべき責務であると私は思います。
 以上で私の賛成討論を終わります。