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平成 12年9月定例議会
*私の一般質問から民間委託の部分を抜粋したもの
○9番(熊坂 徹君) この民間委託については、行革の重要テーマの一つとして行政内部ではさまざまな検討が行われてきたと思いますが、今回のように、その直接の関係者である学校、PTA、保護者への事前の説明と意見の聴取がほとんどないまま、いきなり広報で14年度までに民間委託を実施しますというのでは余りにも関係者、住民を無視したやり方ではないでしょうか。
そこで、きちんと民主的な手続を踏まえ、PTAや保護者の方々の意見を聞き、理解を得た上で実施するためには、この際、一歩立ち止まって、調理業務の民間委託にとどまらず、これからの学校絡食のあり方をも含めた検討作業をじっくりと時間をかけて行う必要があると考えますと教育長の見解を伺います。
○教育長(平川嘉則君) ご質問の学校給食調理業務の民間委託につきましては、基本的には調理員の雇用の問題でありまして、行政改革の指針により職員の定数適正化計画に基づき、ここ数年、定年退職等による欠員補充は行わず、臨時職員により対応している現状であります。このようなことから、年々正規職員へかかる負担が増加していることや、臨時職員体制にも限界があり、適正管理の面から見ましても早々に解消する必要があり、経験と実績のある民間業者への委託切り替えを検討しているところであります。 したがいまして、調理員の欠員部分の雇用形態を町から民間業者に替えるものであって、現在行われております給食の方式や食材、献立、栄養指導、調理指導など給食指導等全般にわたって業務を委託するものではありません。 従来から愛川町では各小学校に1名の栄養士を配置しているところでありまして、この単独校調理の利点を生かして、温かいおいしい給食の提供に向けて、今後も衛生面、安全面に一層気を配りながら取り組んでまいる所存であります。
また、PTAや保護者の皆様へのご理解につきましては、給食そのものに変更を生じさせるものではないことから、実施する学校、関係者にはその段階でお知らせをさせていただきたいと存じます。
○9番(熊坂 徹君) あくまでも学校給食というのは教育の一環でしょ、これは。私はそう思うんです。まず行革じゃないですよ。まず教育があり、教育を保障するものとして、一つの要素として、あるいはこれからの総合学習なんかでも食教育とかそういうものが非常に重要になってきているわけです。 これについて、私はきょう資料を持ってきていますけれども、これはたしか文部省の方からだと思いますが、そちらにもいろいろ来ているでしょう。
「健康づくりを生かした学校給食」とか「地場産物を生かして、学校、家庭、地域との連携を深める運動の実施について」、これらは神奈川県の教育庁の方から来ていますけれども、文部省のそういう取り組みなんかも最近は随分力が入ってきていると思うんです。
確かにそうですね。自校方式は変わらないです。自校方式には変わりないけれども、自校方式の中身、人が変わっちゃうわけです。 次に、今言いました食等の関係で、地場産の野菜や米を食材に使って、これから総合学習に取り組むといった場合に、どちらの方がこういった教育の課題に取り組むメリットがあるのか。 民間委託の場合、まず調理に携わる調理員の方がかわるわけです。今までは、 10年、20年も今の方がやってきておられるわけです。民問委託になると、チーフの方はそれなりの資格を持った方が配属されると思いますけれども、本町の保育園の調理業務の委託を見ても、しょっちゅう人の異動があるわけです。日曜日の案内を見ますと載っていますよ。時給780円でしょっちゅう募集がかかっています。ということは、それだけ異動が激しいわけです。そういう方と、 10年、20年のベテランの方とどちらがおいしい給食、安全な給食かできるのか、この点。 それと、問題なのは、これは栄養士さんとの関係があるわけで。あくまでも業務委託ということになると、口出しができないんですね。業務をそっくり委託するわけですから。
今までのような調理員さんとのチームワークでの給食づくりができないんです。これは最大の欠点ですね。 なぜかといったら、チームワーク、受け付けないですよと。口出しできないんです。それは契約関係に基づいていますから。そういういろいろな点を考えたときに、教育的に考えて、どちらがいいのか、まずここを押さえる必要があると思うんです。ただ単に変わらないという、こういう言い方というのは,……形は変わらないですが、中身が変わっちゃうわけですから。 やっぱりその辺のきちんとした検討というのが求められていると思います。
最後にもう1点、要するに、私も第1問目で言いましたけれども、検討委員会は、委託の検討委員会じゃなくて、まず学校給食のあり方についての検討委員会をやっばり設けるべきだと思います。 愛川町の行政改革ですけれども、ここには住民参加が非常に大事だよと、指針までつくっているわけですね。指針まで。ちゃんとそれで情報も公開して、これからは計画策定の段階から町民の皆さんに参加していただいてつくっていく時代なんですよと。
まして給食なんかは大事な問題じゃないですか。それを全然、、そのプロセスがね、いや、プロセス大事だって書いてありますよ、ここに。「プロセス重視の立場をとる」って、指針の中に。やっぱリこのプロセス自体が学習の機会だと書いてある。非常に教育的なんですよね。
○教育長(平川嘉則君) したがって、私自身、食教育は人間形成、人格形成の基本になるものであるという考えを持っておりますので、食教育ということは重視しております。
ただ、今回が食教育を根本から云々するということではない。その根拠、先ほど4点ほどご指摘いただきましたけれども、この4点については、食教育がねらうところを決してそぐものではないという根拠は後ほど教育総務課長からご答弁申し上げます。
○教育総務課長(沼田 卓君)
本町の場合は小学校全部に栄養士さんが1人ずつおりますけれども、よそでは栄養士さんが何校かを兼ねているところもあります。
それからもう1点、安全性について、直営と民間のどちらに信頼性があるのかということですけれども、これもどちらも信頼があると私は思っています。 それからもう1点、栄養士さんとの間が民間業者の調理員さんだとうまくいってないという話を聞きましたけれども、それは人間関係の間題ですから、場所によって違うのではないかと思います。
うまくいっているかいないかについては、うまくいっていただかなければ因ると思います。これが町の職員であっても、人間関係が悪くなれば非常に業務に支障が出ますので、そういう面は同じだと思います。 民間業者さんの場合ですと、また違った方にお願いするということも可能でありますので、そういう面で差をつけるということはないと思います。 それから、最後の検討委員会の設置の関係ですけれども、皆さんにお諮りして検討をしていく必要があるのではないかというお話でしたけれども、まず基本的には東京都の方でも先にお諮りした経過が昔はあったそうです。 それからもうしばらく年数が経過しまして、東京都の江東区ですとか、荒川区ですとかはそれぞれ私も実際にお伺いしておりますし、聞いてきましたけれども、今は実績のある業者さんにお任せして、特に問題なく仕事ができているというお話です。
そういうものをとらえて、給食業務全体を委託するのではありませんで調理業務だけということで、教育長の方から最初に答弁申しましたように、給食そのものが変わる場合には皆さんにおお知らせする必要がある。
検討委員会もまだ継続しておりますので、熊坂議員さんのご意見は検討委員会の方にお知らせさせていただきたいと思います。
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