平成12年9月定例議会 (9月14日)

陳情第17号「八菅山や尾山耕地・中津川周辺の自然生態系と里山環境の保全を求める陳情」に対する反対討論

                        ( これはテ−プ起し原稿です)
 

○議長(田渕国夫君)
 次に、原案に反対者の発言を許します。 8番鎌田正芳君。

○8番(鎌田正方君)
 私は、当陳情に対し、反対の立場から討論いたします。
この陳情は、八菅山や尾山耕地の保全対策と環境影響評価法に準ずる調査を策定していただきたいとの趣旨でありまして、町道幣山・下平線計画により環境の破壊に結びつくとのことでありますが、関係法令におきましては、この事業の規模から、環境アセスメントには当てはまらない小規模な道路であります。あえて多額の経費を投じても、町民の理解を得ることはできないと思います。

 町としては、環境保全には十分認識され、これまで調査等を長きにわたり実施してきました。また、専門家の意見も取り入れ、事業推進には自然との共生のもとに努力していることをこれまで機会あるごとに議会においても表明・約束をされているところであります。

 一方、この計画路線には農振農用地域に指定された5.5ヘクタールという広大な農用地が広がっているわけであります。農業振興を図るためには、現在のような時代から考えますと大型の耕作機械の導入は欠かせないことで、地元地権者はこの道路の推進を図っていただきたいと歓迎しているわけであります。

 私は、この定例会でも一般質問いたしましたが、さきの推進を求める陳情のとおり、町民の多くの方々が早期完成を願っていることを無視することは町としてはできません。将来、町の発展に結びつくと繰り返じ申し上げてきたように重要な幹線道路であることは明らかで、多くが認めているところであります。そして、21世紀という時代は世界的にも食糧不足、受難の時代が来るのではないかとの懸念もされ、また、高齢化社会という大変な時代が加わってくるわけであります。

 農業は日本の基幹産業で、農業でなければできないこの土地を青々とした農地にさらによみがえらせていただくことは大きな期待であります。重ねて申し上げますが、これからの時代を展望したとき、住民生活を守る必要不可欠な道路となります。積極的な推進を望み、本陳情につきましては反対すべきものと考えております。以上です。
 

○議長(田渕国夫君)
 次に、原案に賛成者の発言を許します。次に、原案に反対者の発言を許します。 11番熊澤俊治君。

○11番(熊澤俊治君) 
 私は、経済建設常任委員会に付託されました陳情第17号「八菅山や尾山耕地・中津川周辺の自然生態系と里山環境の保全を求める陳情」に、反対の立場から討論いたします。 
 本陳情項目に記載されている地域の環境保全を進めることも必要でありますが、環境を保全することは全町的な課題であると私は考えます。

 そのような中で、陳情書で述べられている環境影響評価法に準ずる環境アセスメントの手続を策定し実践することにつきましては、まず国の法律や県の条例、つまり、対象事業とその規模等の中では、高速道路、自動車専用道路については全事業、林道については幅員5メートル以上、延長10キロメートル以上、その他の道路については4車線以上、延長5キロ以上の道路が対象となっており、基本的に環境アセスメントの策定・実施を必要としないことになっておるところであります。

 本町としても常に環境の保全を視野に入れ、その都度事業の推進を図っておりまして、特に平成8年度から、道路整備を進めるために各種測量、道路実施設計など、自然環境に配慮した年度別事業を進めてきており、既に道路用地を一部確保されておるところでございます。

 さらには、平成11年度に予定されていました第2工区の道路詳細設計についても、環境モデル道路としての整備をしていくという位置づけのもとに、事故繰り越しをされ、本年度、小昆虫類7種類の分布調査も実施され、あわせ、今回新たに絶減種昆虫のイトアメンボが確認されるなどございましたが、今後の調査結果を踏まえた上で、専門家の指導・助言を受けながら各種保全対策を十分検討し、その結果を反映するように努めていきたいとのことであります。

 陳情者が求められている環境影響基本法に準じた各種手続の策定、その実践は必要がないと理解するところであります。以上であります。